White Moon :: The SKY - Timelapse
2018年 01月 20日
White Moon
#NamelessSky
空に、白い月が出ていました。
いつもみたいに、うっすらと空の青に溶けこむ月ではなく、それは白い月でした。地球から 384,400 km の彼方に浮かぶ月。地球を一回りした距離が 40,075 km と考えると、9倍以上も離れたところにある月はいったいどれほどの彼方になるのだろう。
太陽に次いで光り輝くから、つぎ。その濁りがとれて、つき と呼ばれるようになったと有識者は言う。もともと信仰の対象でもあり、農作物の実りに関わる知恵や知識は今の時代にも受け継がれている。海のみちひきとも関わりが深いし、何よりも夜の暗闇の中で月が輝いていると少しだけホッとする。多くの場合は不安も感じたりするが、それは月のせいではなくて月が出ても家に帰れないといった状況下で感じとる不安なのかもしれない。
白い月は、夕暮れと共にしだいにその白さを増していき、しかしちょっとだけ用事を思い出して窓を離れた隙に、どこへ行ったのかわからなくなってしまった。思った以上に進むスピードは速く、けれど沈む際を待ちわびているとその歩みは遅い。
たそかれ刻に霞む白さを眺めたならば、どれほどのことを思うだろうか。
1968年生まれの者が、半世紀を省みてついそんな思いにひたってみた。
:For shooting. - Smartphone (Android One).
:Music by - The 126ers.